サムシングブルーの意味とは?青色の指輪が招く2人の幸せ
2024.7.14
目次
サムシングブルーって何?青い指輪や青いブーケが持つ意味とは
サムシングブルーとは「サムシングフォー」の1つで、「青いものを身につけると幸せになれる」というヨーロッパにおけるおまじないのようなものです。
ここでは、サムシングブルーを含むサムシングフォーの4つの意味についてご紹介します。
サムシングブルー(青いもの)
聖母マリアの象徴と言われる青は清純な色であるとされ、結婚式では青いものを身につけることで幸せになれると言われています。
サムシングブルーを取り入れたい花嫁さんは、婚約指輪や結婚指輪にブルーダイヤモンドなどの青い宝石をがあしらわれたものを選んだり、青いブーケを持ったりするとよいでしょう。
ほかにもウェディングネイル、テーブルコーディネートなどにブルーを取り入れるといった方法があります。
さりげなく取り入れるのがポイントという説もありますが、大々的に取り入れるのはNG、ということではありません。
サムシングニュー(新しいもの)
「これから始まる2人の新生活が幸せでありますように」という未来への希望を願い、新しい何かを用意します。
例えば、ウェディングドレスを新しくするのも素敵ですね。
また、ヴェールやアクセサリーなどもサムシングニューの1つ。新しく結婚指輪を揃えたなら、それはサムシンングニューとなります。
サムシングオールド(古いもの)
花嫁の母や祖母などが身につけていたものを譲り受けたものを結婚式で身につけるのがサムシングオールドです。
「これまで受け継がれてきた家族の絆を引き継いで、幸せな夫婦生活を送れるように」という意味が込められています。
サムシングボロー(借りたもの)
サムシングボローは、すでに結婚して幸せな家庭を築いている友人夫婦や家族夫婦の持ち物を借りて、幸せにあやかるというものです。
例えば、家族なら母や祖母からアクセサリーや小物を借りたり、友人夫婦からティアラ、ハンカチ、手袋などを借りたりします。
おすすめのサムシングブルーの取り入れ方
サムシングブルーで取り入れたいものはいくつかありますが、取り入れやすいのは結婚指輪やブーケ、アクセサリーです。
どんな取り入れ方がおすすめ?
- 結婚指輪や婚約指輪:ブルーダイヤモンドやサファイアを埋め込む
- ブーケ:純白の花とブルーを合わせた花束、花束を結ぶリボンをブルーにする
- テーブルコーディネート:テーブルクロス、テーブル装花
結婚指輪の場合はリングに青い宝石が小さく埋め込まれたデザインが人気です。
ブーケもサムシングブルーをさりげなく取り入れられるアイテムですね。
おすすめの花は、「幸福な愛」という花言葉を持つブルースターや、「家族の結びつき、一家団欒」という花言葉を持つ紫陽花です。
テーブルコーディネートでは、淡いブルーを選ぶと優しい印象に見えます。
どんなブルーが人気?
サムシングブルーにはさまざまなブルーがありますが、とくに人気が高いのはティファニーブルー(ジュエリーブランドティファニーのブランドカラー)です。
優雅さと清純さを感じるブルーは、とても印象的な色味ですよね。
引き出物でティファニーの食器などをセレクトしたり、テーブルコーディネートでティファニーブルーのイメージをオーダーするカップルも多いです。
サムシングブルーの宝石の選び方
一番小さくさりげなく、花嫁が肌に触れて身につけられるサムシングブルーは結婚指輪です。
手元の青く小さく輝く宝石は、これからの2人の未来を照らしてくれることでしょう。
では、どんな青い宝石を選べばいいのでしょうか?
宝石の種類や取り入れる方法など、サムシングブルーの結婚指輪についてご紹介していきたいと思います。
青い宝石といえばブルーダイヤモンド!
サムシングブルーを結婚指輪で取り入れる場合、おすすめの宝石はスバリ、ブルーダイヤモンドです。
採掘率がとても低く、最も希少価値が高いと言われる「ブルーダイヤモンド」。
石言葉が「永遠の幸福」であることはもちろんですが、透き通った鮮明な青は他の青い宝石と比べて見ても一目瞭然、グレードは最高レベルです。
ブルーダイヤモンドは、炭素のみでできているダイヤモンドに「ホウ素」が入ることで青く輝くのですが、ホウ素は地層の浅い部分に存在するため、採掘が極めて稀だと言われているのです。
このように希少価値が非常に高いことから、一生に一度の結婚式という価値のある場所にはふさわしい宝石だと言えそうですね。
その他、三大宝石の1つであるサファイアやアクアマリン、タンザナイトの青もブルーダイヤモンドにはない青の輝きで、サムシングブルーの宝石として使用されます。
「第二の人生を幸せに送る」ブルーダイヤモンドの意味
ブルーダイヤモンドには、「心の浄化」や「知性を高める」といった意味もあるとされています。
また、ブルーダイヤモンドをペンダントで身につけると「第二の人生を幸せに送ることができる」と信じられているようです。
「結婚」を第二の人生と捉えるならば、結婚をきっかけにブルーダイヤモンドのペンダントを身につけるのも素敵ですね。
その他の青い宝石でおすすめはこれ!
- サファイア
- アクアマリン
- ブルートパーズ
とくにこの中でもブルーの宝石としてよく耳にする人も多いのが、サファイアです。
サファイアにもカラーの種類があり、ブルーサファイアやライトブルーサファイアなどがあります。
サファイアにはブルー以外にもレッドやピンクなどいくつか色がありますが、ブルーサファイアはサファイアの中でも最も価値が高いと言われています。
サファイアの宝石言葉は「誠実」「真実」「慈愛」など。平和を祈る、一途な愛を貫くという意味も込められ、結婚指輪に使用する宝石としてはふさわしい宝石であることがわかります。
ブルーダイヤモンドにはない深く、神秘的で独特な青はサファイアの魅力でもあります。
実はこのサファイアには、「全てを見透かす」という意味もあり、よこしまな気持ちや浮気めいた気持ちを持つと、色が変わるという言い伝えもあるようです。女性が浮気心を持っていると疑いがあると、男性はサファイアの指輪を贈り、色が変わるかどうかを試していたというストーリーもあります。
もしも、結婚指輪でお互いの指輪にサファイアを埋め込む場合は、パートナーに「浮気心があると色が変わるって言われている」と伝えると、気が引き締まって効果ありかもしれませんね。
あるいは、アクアマリンやブルートパーズも、独特なブルーの輝きでサムシングブルーに選ぶことができます。
アクアマリンはその名のごとく、海のように穏やかに清らかに、そして壮大なエネルギーを感じる宝石です。
海のように透き通った淡いブルーは、どんな指輪にもマッチしてくれるでしょう。
アクアマリンの宝石言葉は「幸せな結婚」です。
その他にも子宝に恵まれるという意味もあり、母なる海の存在の大きさを象徴しているかのようです。
ブルートパーズも淡いブルーで、サムシングブルーとしてさりげなく使える宝石です。石言葉は「誠実」です。
サムシングブルーを意識した結婚指輪のデザイン例
サムシングブルーは結婚指輪にさりげなく埋め込んだものが一般的ですが、他にもリングの裏に入れたり、内側全体をブルーの発色にするデザインもあります。
ブルーダイヤモンドを内側に入れる
宝石を内側に入れると、ぱっと見では見えないので、男性でも身につけやすいでしょう。
女性はリングの表に、男性はリングの内側に入れるのもおすすめです。
ラインにブルーの発色を入れる
リングの表面にラインを掘って、青の発色を入れるデザインもあります。
海が好きな2人や他にはないデザインでブルーを取り入れたい人にはおすすめです。
サムシングブルーをうまく取り入れて
サムシングフォーの1つである「サムシングブルー」の意味をご紹介しました。
言い伝えどおり「青いものを身につけて幸せになれる」よう、指輪やブーケ、テーブルコーディネートなど、自分たちにとってしっくりくる取り入れ方を検討してみてくださいね。