ハワイアンジュエリーの定義とは?
2016.5.12
ハワイアンジュエリーの定義とは?
ハワイアンジュエリーとは何なのでしょうか。
今日はその事について書いてみようと思います。
一般的にハワイアンジュエリーの起源を調べてみると、ハワイ王朝の最後の女王様でもあるリリウオカラニ女王が、ヴィクトリア女王が身に付けていた、故人の名前をジュエリーに彫り込み、喪に服している事に感銘を受けて、同じようなものを作り始めた。と記載されている事が多いと思います。
喪に服するという事で、黒いエナメルで名前が彫ってあったそうです。
この亡くなった人の名前をジュエリーに彫り込み、黒いエナメルを入れる。
という事がハワイアンジュエリーである。というのであれば、ここが起源である。ハワイアンジュエリーの始まりである。と言っていても間違いはないと思います。
しかし、2016年現在。
様々なハワイアンジュエリーブランドがハワイアンジュエリーとして販売されているジュエリーの中に、黒いエナメルで名前を彫り込んであるものは、ほとんどありません。
という事は、ハワイアンジュエリーの定義は個人の名前を刻み、黒いエナメルを流し込む事ではない。
という事になります。
ハワイアンジュエリーの定義とは、ネイティブハワイアン達が古来から受け継いできた模様が彫られている。という事である。
ハワイアンジュエリーとは、ネイティブハワイアン達が受け継いできた、様々な模様が彫り込まれている。または、ホヌ(亀)やハイビスカスなど自然の動植物をモチーフにしたジュエリーである。
この2つがハワイアンジュエリーの定義と言っても間違いがないでしょう。
日本を含むポリネシアの文化では、太陽や風、波や雨など様々な自然現象には全て神様が宿っている。という考え方を持っています。
ハワイアンジュエリーの根本には、人は自然に生かされているのだから、常に自然に対する感謝の気持ちを持たなくてはいけない。という思いが模様として刻まれているのです。
様々な神様の力を体に取り入れる。トライバルという入れ墨という文化。
日本では刺青というとあまり良い印象を持たれていないのかもしれません。
しかし、ポリネシアを含む環太平洋の多くの民族では刺青とは神聖な力を体に宿すという意味があり、大切に受け継がれてきました。
もちろん日本にも北海道のアイヌ民族や沖縄の八重山諸島などにも文化として入れ墨が伝えれれています。
その大切な模様がジュエリーに彫り込まれているのがハワイアンジュエリーなのです。
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