ダイヤモンドのカラットとは?婚約指輪に人気のカラット数は?
2021.8.16
目次
カラットとは「大きさ」ではなく、「重さ」を表す単位
ダイヤモンドの「カラット」とは、ダイヤモンドなどの宝石の「重さ」を表す単位です。
「ダイヤモンドのカラット」といえば「ダイヤモンドの大きさ、サイズ」を示すものだと思っている方は、案外多いのではないでしょうか。しかしそれは誤りなのです。
カラットのほかにも、ダイヤモンドの価値を決める基準として「4C」と呼ばれる品質評価基準があります。
本記事では、「4C」や「1カラット」の意味について、詳しくご説明します。
ダイヤモンドの価値を決める「4C」とは
先程も申し上げた通り、「4C」とは「ダイヤモンドの品質を評価する国際基準」のことです。
- カラット(Carat)
- カラー(Color)
- クラリティ(Clarity)
- カット(Cut)
この4つの「C」の頭文字をとったものが「4C」。この「4C」の度合いによってダイヤモンドのグレードや値段が決まります。
グレードについては、ダイヤモンドを購入した際についてくる鑑定書に記載されています。4つのそれぞれの項目ごとにグレードが記載されており、ダイヤモンドの価値がわかるようになっています。
ダイヤモンドを選ぶ際はこの「4C」を理解しつつ、予算とすり合わせながら優先順位を決めることが大切です。
カラー(色)
カラー(色)は、ダイヤモンドの色を意味します。ダイヤモンドの色には無色透明から薄い黄色味まで段階があり、無色透明に近づくほど希少価値があるといわれています。
カラーグレードの段階は「D〜Z」まであり、最高グレードは「D」です。基本的にD〜Fが無色で位置づけされており、このグレードのものは値段も高価になります。
クラリティ(透明性)
クラリティ(透明性)とは、ダイヤモンドの透明度のことを意味します。もともとダイヤモンドの原石は自然石であることから、石の中に内包物(インクルージョン)やプレミッシュ(傷)が入り込んでしまいます。
内包物の有無や数、大きさ、色、場所によってクラリティのグレードが決定します。
カット(形や研磨の状態)
カット(形や研磨の状態)とは、ダイヤモンドの研磨による輝きのことを意味します。
採掘されたダイヤモンドの原石は職人の手によって形が整えられます。職人の技次第でダイヤモンドの輝きの良し悪しが決まるので、ダイヤモンドを選ぶ際にはカットは重要な項目といわれています。
カットのグレードは5段階で評価され、最高グレードは「EXCELLENT」です。
1カラットの重さや直径は?
ここでは、1カラットの重さや直径についてご紹介します。ダイヤモンドの1カラット(ct)の重さは0.2gで、直径は約6.4mmです。
ダイヤモンドの値段は一般的にカラット数に比例して高価になるので、0.2カラットよりも1カラット、10カラット……と値段が上がっていきます。
ただし、カラット以外の「4C」の要素やブランドによっても価格が変動するので、同じカラット数であっても値段が大きく異なることがあります。
また、中でも小粒のダイヤモンドは「メレダイヤ」と呼ばれます。メレダイヤという言葉に明確な定義はありませんが、おおむね0.03~0.2カラットくらいのダイヤをメレダイヤと呼ぶことが多いです。
メレダイヤのみを使ったジュエリーであれば、比較的手に取りやすい価格で販売されていることが多いです。
※メレダイヤの人気の理由や買取査定の実情について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ちなみに、0.1カラットのメレダイヤを10つ使ったジュエリーと、1カラットのダイヤを1つ使ったジュエリーであれば、総カラットとしては同じですが、ジュエリーの価格は1カラットのダイヤを1つ使ったジュエリーの方が高い傾向にあります。
婚約指輪や結婚指輪に人気のカラット数は?
婚約指輪や結婚指輪は「一生に一度」という特別なジュエリーだからこそ、ダイヤモンドを選ぶ人はとても多く、デザインも豊富です。
「婚約指輪を送りたいけど、適正なカラット数がわからない」「結婚指輪のダイヤモンドで人気のカラット数が知りたい」という人は多いと思います。
「ゼクシィ結婚調査2020」では、日本の婚約指輪で選ばれている最も多いカラット数は「0.2〜0.3カラット」(回答者の約30%)で、次いで「0.3〜0.4カラット未満」(回答者の約25%)となっています。
結婚指輪は基本的に、毎日身につけるものだからこそ、華美になりすぎないシンプルなデザインが人気です。その点「0.2〜0.4カラット」は結婚指輪にふさわしいカラット数であり、定番人気となっているのでしょう。
気になる価格帯について、「0.2〜0.4カラット」のダイヤモンドの指輪の場合は、30〜40万円程度が相場といわれています。ただし、ブランドによってはそれ以上となる場合も多々あります。
カラットの意味を知り、後悔のない指輪選びを
婚約指輪や結婚指輪でダイヤモンドの指輪を選ぶ際には、カラットはもちろん、カラーやクラリティ、カットを含めた「4C」の意味も知っておくと、クオリティの高い指輪を選ぶことができます。
一生ものの指輪だからこそ、大切な人にプレゼントする指輪だからこそ、納得のいくものを手に取りたいもの。購入時の気持ちが色褪せないように、いつまでも輝き続けてくれる最高のダイヤモンドを見つけてくださいね。
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