ピアス穴が塞がるまでの時間はどのくらい?復活させる方法とは?
2024.10.17
目次
ピアスの穴が塞がるまでの仕組み・条件とは?
ピアスの穴は基本的に、しばらくピアスをつけずにいると塞がるものです。せっかくピアスの穴を開けたのに、しばらくピアスをつけずに過ごしていたら穴が塞がってしまった、ピアスが途中までしか入らなくなったという話は珍しくありません。
ピアスの穴が塞がりかけている、あるいは塞がってしまったという場合、「ピアスの穴が塞がるにはどのくらいかかる?」「塞がってしまった穴を復活させることができる?」「塞がった跡やしこりが気になるけれど、どうしたらよい?」など、さまざまな疑問が生じると思います。
本記事では、ピアスの穴が塞がることを避けたい方、そして、ピアス穴が塞がってしまったけれど、どうにかして復活させたいと思っている方のために、ピアスの穴が塞がる仕組みや、穴が塞がってしまった場合の対処方法などをご紹介します。
これらの情報は、ピアスホールを塞ぎたいという方にとっても、参考になるはずです。
※ピアスの穴が塞がる条件は個人差があり、またピアスの穴開けは医療行為となります。ピアスの穴に対して何らかの処置をする場合や、穴周りに皮膚トラブルなどが起きている場合は、本記事はあくまで参考としていただき、必ず医療機関を受診するようにしてください。
ピアスの穴が塞がるのはなぜ?どのくらいで塞がるもの?
ピアスの穴が塞がるのは、人間の自然治癒力が働くからだといわれています。人体にとっては、ピアスの穴も、転んで膝などにできた生傷も、どちらも同じ「傷」なのです。
ピアスの穴が塞がるまでの期間はかなり個人差があり、また穴の場所によっても違ってきます。数日間ピアスを着けていなかっただけで塞がってしまうケースもいれば、1カ月間位ピアスを着けていなくても大丈夫というケースもあります。
ファーストピアスは最低何日つけておかないと、塞がるもの?
また、開けたばかりの穴(ファーストピアス)と、しばらく経っている穴とであれば、開けたばかりの穴(ファーストピアス)のほうが塞がりやすいと言われています。
だからこそ、ピアスの穴開け処置を行うクリニックのほとんどが、ファーストピアスの処置後からしばらくの間(約1カ月~半年)は、スタッド(一番最初に装着する穴あけ用ピアス)を毎日装着することを推奨しています。
ちなみに、穴開けした医療機関から指示されたアフターケアなどの注意事項は、穴が塞がることや皮膚トラブルを防ぐことにつながりますので、しっかりと守るよう心がけてくださいね。
1日(一晩)つけなかっただけで塞がることはある?
1日ピアスをつけていなかっただけで、穴が塞がってしまったという人もゼロではありません。とくにファーストピアスの場合は、そういうことも起こり得るでしょう。
ただし、1日で塞がってしまったと思っていても、実は完全に塞がってはいないという場合もあります。
早い段階で医療機関に相談すれば、穴を復活させることができるかもしれませんので、まずは医療機関に相談してみるとよいでしょう。
ピアスの穴が塞がりにくくするためのコツは?
せっかく開けたピアスの穴を塞がりにくくするには、ピアスを毎日、あるいは定期的に装着するのが一番です。
職業上の理由など、毎日華美なピアスを装着するのは難しいという方もいらっしゃると思います。そんな方のために、最近ではファーストピアスとして、樹脂製の透明で目立ちにくい医療用ピアスを選ぶことができるクリニックも増えてきています。
最初から透明樹脂の医療用ピアスを扱っているクリニックで穴を開けてもらえば、毎日装着していても目立たず、穴の塞がり防止にもなるので、一石二鳥です。
特にファーストピアスの場合、毎日ピアスを装着していないとすぐに穴が塞がってしまう恐れがあるため、ピアスを毎日装着することができないという場合は、事前にクリニックに相談してから穴を開けたほうがいいでしょう。
ピアスの穴が塞がった場合の対処方法
パッと見でピアスの穴が塞がってしまったように見える場合でも、完全に塞がっていないこともあります。一度ピアスを入れてみて、安定するかどうか試してみるのも一つの手です。
ピアスを入れたときに痛みがあったり、かぶれや化膿などの皮膚トラブルがあったりする場合は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
自己流で無理に穴を通すことは、皮膚を傷つけてしまいトラブルになる可能性があるので、おすすめできません。
またファーストピアスの場合、穴が塞がってしまったり、皮膚トラブルがおきたりした場合に、期限内なら無料で処置をしてくれる、保証付きプランを設けているクリニックもあります。クリニックの先生に対して、事前に「穴が塞がってしまった場合はどうしたらよいか」を相談をしておくと、安心して穴を開けることができるでしょう。
ピアスの穴の跡・しこりが気になる場合の対処方法
ピアスホールは、怪我をしたときの生傷と同じ状態のため、傷あと(瘢痕/はんこん)として治癒されて行き、跡や、しこりのようなものが残ることもあります。
どんな傷でも、治って行く過程での繊維組織の跡が残るため、多少のしこりは正常の範囲内としてみなされますが、しこりが大きくなってきた場合は注意が必要です。
皮膚のトラブルの可能性もあるので、ピアスの穴の跡やしこりの大きさなどが気になる場合は、皮膚科などの医療機関を受診してください。
ピアスの穴を塞ぎたい場合、どうすべき?拡張した場合は塞がる?
「就職活動のため」「会社の規定や職業柄」「皮膚のトラブルになりやすい」などの理由から、ピアスの穴を塞ぎたいと考える人もたくさんいます。
ピアスの穴を塞ぐ方法は、大きく分けて「自然に塞がるのを待つ」という方法と、「手術をして塞ぐ」という2つのパターンがあります。
ピアスの拡張(ピアスの穴を大きく拡げる)などを行なったときは、手術するしか方法がないという場合もあります。どちらの方法が適しているかなどは、医療機関と相談して決めましょう。
自然に塞がるのを待つ方法
「ピアスの穴を開けて間もない」「穴が小さい」「何個も穴を開けていない」という方は、痛みやトラブルがなければ、ピアスをせず、自然に塞がるのを待ってみてもいいかもしれません。いずれにしても、判断に迷ったときは、医療機関に相談するのが一番です。
手術をして塞ぐ方法
「ピアスの穴を開けてから何年も経っていて自然に塞がらない」「ピアスの拡張をしてしまった」という方は、医療機関と相談をし、手術で塞ぐ方法もあります。
傷あとなどの治療に力を入れているクリニックもあるので、ピアスの穴を塞ぐことができるのか事前に相談してみましょう。
ピアスの穴は開ける場合も塞ぐ場合も、計画的に
ピアスの穴はピアスを装着していないと、人間の自然治癒力により、塞がってしまいます。
せっかく開けたピアスの穴を塞がないようにするには、毎日、もしくは定期的にピアスをつけたままの状態にしておく必要があります。そうすることで、自然治癒力により穴が塞がってしまうことを防ぐことができます。
どんな些細なことでも、気になったり迷ったりした場合は、大きな皮膚トラブルにつながらないよう、医療機関に相談してください。ピアスを開けるときも塞ぐときも、上手に医療機関を利用すれば、快適なピアスライフを過ごすことができますよ。