有名ジュエリーデザイナーといえば?日本人作家・海外作家をあわせてご紹介
2024.2.23
目次
有名なジュエリーデザイナー:日本人作家編
指輪やネックレスなどのデザインを手掛ける、ジュエリーデザイナー。宝飾業界の中でも花形の、人気職種です。
多くの人を魅了するジュエリーを作る、有名なジュエリーデザイナーとはどんな方なのでしょうか。
本記事は、世界で活躍する有名な日本人デザイナーをご紹介します。
石川暢子(いしかわのぶこ)
石川暢子さんは、分業制が一般的だった日本の宝飾業界において、一からジュエリー製作を手掛けるスタイルを確立した日本人デザイナーです。
東京藝術大学大学院彫金科卒業後に金属アート作品で日展入選を3回果たし、1970年には自身の会社を設立。日本古来の伝統工芸や彫金技術と西洋の宝飾技術を組み合わせた独自のデザインは、自身の逝去後も職人たちに受け継がれています。
岩倉康二(いわくらこうじ)
色の魔術師の異名を持つ岩倉康二さん。日本の皇室や海外の王室にジュエリーを献上してきたことでも知られる、世界的に有名な日本人デザイナーです。
1980年に日本で初めてジュエリーとして東京国立近代美術館に所蔵された岩倉康二さんの作品は、繊細で高度な彫金技術と自然からインスパイアされた華やかなデザインが魅力的です。
梶光夫(かじみつお)
梶光夫さんは、クラシック&モダンをテーマにしたジュエリーで有名な作家です。
大阪で宝石商の息子として生まれ、歌手引退後はアメリカに留学。1986年には揺れ動くトレンブランジュエリーを開発し、その後も世界遺産や映画をテーマにした個性的なジュエリーを発表しています。
著書:『梶光夫の宝石教室』『梶 光夫 ジュエリーの世界』など
水野薫子(みずのかおるこ)
趣味の彫金教室で応募した宝飾デザインのコンテストで評価され、ジュエリーデザイナーとしての道を歩みはじめた水野薫子さん。
ティファニーやヴァンクリーフ&アーペルなど、世界的に有名なブランドでも彼女のジュエリーデザインが採用されました。ベネツィアなどをモチーフにしたジュエリーは、繊細かつ女性らしさを感じるデザインです。
村松司(むらまつつかさ)
村松司さんは、草花や昆虫をモチーフにしたデザインで世界的に有名な日本人ジュエリーデザイナーです。
貴金属加工や宝石研磨もすべて自身でこなす村松さんのデザインは、まるで今にも動き出しそうなほどリアル。高度なエナメル技法を使用した鮮やかなグラデーションもデザインの特徴です。
注目度急上昇中のジュエリーデザイナー:日本人作家編
独創的なデザインや高い加工技術で評価を受けてきた、世界的に有名な日本人ジュエリーデザイナーたち。現在も、新進気鋭の日本人ジュエリーデザイナーが多数活躍中です。
ここでは、これから世界での活躍が期待されるであろう注目度急上昇中の日本人ジュエリーデザイナーをご紹介します。
井上寛崇(いのうえひろたか)
井上寛崇さんは、ニューヨークを拠点に活躍する日本人ジュエリーデザイナーです。
日本古来の削ぎ落としの美学を取り入れつつ動植物の造形をモチーフにしたデザインで注目を集めています。
井上さんの作品は、VOGUEなど数々の人気ファッション誌に掲載されており、エマ・ワトソンをはじめとする多くのハリウッドスターに愛用されています。
小寺智子(こでらともこ)
ジュエリー界のオスカーと呼ばれる「HRD AWARDS」にて、日本人初となるグランプリを受賞したジュエリーデザイナーの小寺智子さん。
人間の体の曲線を計算してデザインされたジュエリーは、見た目の美しさだけでなくつけ心地にもこだわりが。日本画の講師であった恩師から言われた空間を描くことに焦点を当てた、独創的なデザインも魅力的です。
有名なジュエリーデザイナー:海外作家編
世界的に有名な日本人のジュエリーデザイナーが作家を志すきっかけとなったのは、世界で活躍してきた海外の有名ジュエリーデザイナーたちでした。
ここからは、日本人にも愛用者多数な海外の有名ジュエリーデザイナーを厳選してご紹介します。
ルイ=フランソワ・カルティエ
ルイ=フランソワ・カルティエは、フランスの高級ジュエリーブランド・Cartierの創設者です。
ダイヤモンドの新たなカッティングを取り入れたり、ジュエリーの土台にプラチナを使用したりと、現代の宝飾業界に受け継がれるデザインを編み出し、イギリス国王をはじめ数々の王室御用達ブランドに成長させました。
ソティリオ・ブルガリ
実家が銀細工師だった影響で金銀細工職人として腕を磨き、1884年に高級ジュエリーブランド「BVLGARI」を創業したソティリオ・ブルガリ。
故郷に伝わる伝統技法をベースにビザンティン建築や古代ギリシャ洋式にインスピレーションを受けたジュエリーデザインは、ローマで一躍有名になり上流階級の人たちにも愛されました。
ハリー・ウィンストン
ハリー・ウィンストンは、ブライダルジュエリーとしても人気の高い「Harry Winston」の創業者です。
宝石店を営む両親の元で育った彼は、貴族の売り出したジュエリーを現代風にリメイクして販売する宝石商として大成功。その後も貴族や王室が所有していた宝石を買い付け、キング・オブ・ダイヤモンドと呼ばれるほどになりました。
アルフレッド・ヴァンクリーフ
フランスの高級ジュエリーブランド「Van Cleef & Arpels」の創始者で世界的に有名なジュエリーデザイナーのアルフレッド・ヴァンクリーフ。
ジュエリーを際立たせる独自の技法ミステリーセッティングを開発し、1968年には四葉のクローバーをモチーフにした「アルハンブラコレクション」を発表し、現代まで続く人気デザインとなりました。
注目度急上昇中のジュエリーデザイナー:海外作家編
ファッションのトレンド発信地であるフランスやイギリスをはじめ、自身のブランドで活躍する海外ジュエリーデザイナー。
ここからは、日本でも有名ブランドの仲間入りを果たすであろう、今注目の海外ジュエリーデザイナーをご紹介します。
マルコム・ベッツ
マルコム・ベッツは、金属をハンマーで叩く伝統技法「ハンマリング」による温かみのあるジュエリーデザインが人気の海外作家です。
ゴールドとプラチナなど異なる素材を組み合わせたジュエリーは、すべてが手作り。ブライダルジュエリーとしても日本で人気を集めている注目のジュエリーデザイナーです。
ヴァレリー・メシカ
有名なダイヤモンド商である父親を持つヴァレリー・メシカは、海外で注目の人気ジュエリーデザイナー。
女性らしさを意識してデザインされた人気のコレクション「ムーヴ」をはじめ、メシカのジュエリーはレディー・ガガやビヨンセなど多くのセレブが愛用しています。
ジェシカ・ビアレス
2017年にブランドを立ち上げるやいなや、すぐに世界中のセレクトショップが目を付けたのが海外のジュエリーデザイナー、ジェシカ・ビアレスです。
映像や建築などさまざまな業界で活躍する彼女のジュエリーは、伝統的なシグネットリングにポップなカラーやデザインを取り入れるなど、近代的でオリジナリティのあるデザインが特徴です。
有名なジュエリーデザイナーになるには?
「自分も将来、世界に名を馳せるようなジュエリーデザイナーになりたい」と熱意に燃えている方もいらっしゃることでしょう。
ジュエリーデザイナーとして大成するための近道は、まずジュエリーデザインを基礎から学ぶことです。
ジュエリーデザイナーを目指している方におすすめなのが「ラヴァーグジュエリースクール」。JR恵比寿駅から徒歩2分の好立地にある、東京で人気のジュエリースクールです。
「彫金総合コース」「ジュエリーCAD総合コース」などの、ジュエリーを作るための講座はもちろんのこと、ジュエリーを売るためのノウハウを学べる「アントレプレナー(ブランド設立)コース」まで、ありとあらゆる講座が用意されています。
また「ラヴァーグジュエリースクール」には、ジュエリーデザイナー・職人として活動する現役の講師が在籍。彼らが基礎から応用まで、じっくり丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心です。
さらに一般的なジュエリースクールと違うのが、個別指導制かつフリータイム制を導入しているところ。時間割がないのでスケジュールに追われる心配もなく、自分のペースで無理なく通えるところが魅力的です。
ジュエリーメーカー直営のスクールだからこそ、設備もばっちり、最新の機器が整っています。
おしゃれで上品な恵比寿のスクールで職人としての技を学び、世界で活躍する日本人ジュエリーデザイナーを目指してみませんか。
ラヴァーグなら、以下のような作品をデザイン・制作することもできます。
有名ジュエリーデザイナーまとめ
ジュエリーデザイナーは、ジュエリーをより輝かせることができる素敵な職業です。
憧れのジュエリーデザイナーを目指すなら、基礎からしっかり学べるスクールで、デザインの感性と腕を磨きましょう。