パワーストーン・天然石の「インクルージョン」「クラック」とは?
2024.10.28
目次
「インクルージョン」「クラック」って何?
パワーストーンや天然石の用語としてよく耳にする「インクルージョン」や「クラック」。いったい何を示すのか、ご存知ですか?
インクルージョンとは、天然石に含まれる内包物(ほかの鉱物、空気、水など)のことです。
インクルージョンは、石が成長する過程、生まれる過程で取り込んだ内包物(他の鉱物、空気、水など)の総称を指します。
クラックとは、天然石内部の亀裂や割れ目のことを指します。クラックは、水晶系のパワーストーンに多く見受けられます。
パワーストーン・天然石を取り扱うお店の中には、あえてクラック加工した水晶を並べるところも少なくありません。
人為的に、水晶に急激な温度変化による圧力を与えてクラックを入れたものを「クラック水晶」と呼びます。
「インクルージョン」「クラック」はよくない? 消えることもある?
インクルージョン、クラックはいずれも石の成長過程によって生まれており、まさに「石の歴史」をあらわすものです。
「内包物」「割れ目」などと聞くと、「余計なもの」「よくないもの」のように思われるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
実際、インクルージョンがあるからこそ価値が認められる種類の宝石も存在します。
不純物のないクリアで色の美しいものが高品質とされることのほうが多いのは事実ですが、インクルージョンやクラックを好む天然石コレクターも少なくありません。
なお、水晶系の鉱物に多いクラックは、まれに消えることもあるようです。
クラックが消える理由は定かではありませんが、 クラック部分のわずかなスキマに水分・油分が入り込むことでヒビが消えるという説があります。
ちなみにスピリチュアル的には「持ち主を邪気から守ると(あるいは願いを叶えると)クラックが消える」という考え方もあるそうです。
「インクルージョン」「クラック」が魅力的なパワーストーン・天然石たち
ここでは、インクルージョンやクラックが美しいパワーストーン・天然石たちをご紹介します。
ルチルクォーツ(針水晶)
ルチルクォーツ(針水晶)とは、「ルチル(金紅石)」と呼ばれる針状結晶が含まれた水晶です。
ルチルクォーツは、針状結晶の色によって種類分けされています。主な種類は、以下のとおりです。
- ゴールドルチルクォーツ……透明な水晶の中に、黄金色の針状結晶が入り込んだ天然石
- シルバールチルクォーツ……透明な水晶の中に、シルバーの針状結晶が入り込んだ天然石
- グリーンルチルクォーツ……透明な水晶の中に、緑色の針状結晶が入り込んだ天然石
- レッドルチルクォーツ……透明な水晶の中に、赤い針状結晶が入り込んだ天然石
風水・スピリチュアル的には、ゴールドルチルクォーツは「金運アップ」に効果があるといわれており、たいへん人気があります。
またシルバールチルクォーツは「エネルギー増幅・対人運アップ」、グリーンルチルクオーツは「健康運アップ・癒し」、レッドルチルクオーツは「恋愛成就・子宝運アップ」などに効果があるといわれています。
「ルチル」は、ダイヤモンド以上の屈折率を持つとされており、光に当たると美しく輝きます。ルチルは、針の量や方向によって表情に違いがあるので、好みのものを選びましょう。
ルチルクォーツのなかでも、太い針が入ったものは「タイチンルチル」と呼びます。
タイチンルチルは、金のラインがまるで美の女神ヴィーナスの髪がなびいているかのように見えることから、「ヴィーナスヘア・ストーン」とも呼ばれることもあるようです。
ガーデンクォーツ
ガーデンクォーツとは、クローライト、トルマリンなど、さまざまな鉱物を内包した水晶です。
内包物が、まるで水晶内に広がる庭園のように見えることから、和名では「庭園水晶」と呼ばれています。
ガーデンクォーツは、風水・スピリチュアル的には、大地とのつながりを高める作用=グラウンディング力がアップするといわれています。
グラウンディングとは、自分と地球との繋がりを深めることで、精神的なエネルギーと身体的なエネルギーのバランスを取ることを意味します。
グラウディング力を高めることで、地に足のついた考え方ができるようになり、精神的な安定や、不安や焦りが緩和されるなどの効果も期待できるとされています。
モンタナアゲート
モンタナアゲートとは、アメリカ・モンタナ州で産出される瑪瑙(めのう)のことです。瑪瑙とは、細かな石英が緻密に固まった天然石を指します。
現在では日本も含め、世界各地で産出されていますが、モンタナ産のものはとくに赤色の酸化鉄・黒色のマンガン酸化物を多く含んでいます。
白や茶色、黒色が混ざり合った様子がとても美しく、インクを垂らしたような、不規則な斑点模様が目を引きます。
モンタナアゲートは、メソポタミア・エジプト文明の時代から、装飾品・魔除けのお守りとして愛されてきました。
風水・スピリチュアル的には、リラックス効果や、素直な心を呼び起こす効果があるといわれています。
パワーストーン・天然石でジュエリーを作るという選択肢
パワーストーン・天然石は、眺めて楽しむのも素敵ですが、自分で加工してジュエリーに仕上げるという選択肢もあることをご存知ですか?
ご縁を感じてお迎えした天然石だからこそ、自分自身の手でジュエリーに仕上げれば、より愛着がわくうえ、日常的に身につけることができます。
ジュエリースクール「Lavague(ラヴァーグ)」の「天然石研磨コース」
もちろん専門ツールや技術、知識は必要になります。
しかしながら、才能に恵まれた一握りの芸術家だけができる手仕事、というわけではありません。
たとえばジュエリースクール「Lavague(ラヴァーグ)」には、天然石研磨を学べるコースが設置されています。
ここでカリキュラムどおり学べば、初歩的なカットから複雑なカットまで、一通りの技法と石の特性知識を身につけることができます。
不器用でも、天然石の知識がなくても問題なし。最終的には、既製品と並べても遜色のないジュエリーが作れるようになります。
画像引用元:天然石研磨体験記事/ファセッターを使ったローズカットの作り方 | 彫金教室ラヴァーグジュエリースクール(最終閲覧日:2024/04/22)
画像引用元:原石から作る!覆輪リングの作り方|アンティークジュエリーコース×天然石研磨コース| 彫金教室ラヴァーグジュエリースクール(最終閲覧日:2024/04/22)
おすすめポイント1:座学+実践で着実に学べる
天然石をカットする際に重要なのが、原石をよく観察して、どこをジュエリーの「顔」にするのかを決めることです。
このとき、石の特性を考慮して考えることが非常に重要です。
例えば今回紹介した「インクルージョン」や「クラック」が含まれる天然石の場合は、カット次第で光の入り方も変わってきます。
こういった基礎知識は、座学でイチからしっかりと学ぶことができます。
おすすめポイント2:一流の現役職人が講師を担当
「Lavague(ラヴァーグ)」の講師は、ジュエリーブランド「PUA ALLY」の現役職人でもあります。
初心者はもちろんのこと、高度な技術を学びたい方や、将来職人として活躍したい方にとっても安心の環境です。
おすすめポイント3:恵比寿駅徒歩2分という抜群の立地
JR恵比寿駅から徒歩2分というアクセスのよさも、魅力的。スクールに通うついでに、ショッピングやカフェ巡りも楽しめます。
おすすめポイント4:好きな時間に好きなだけ通える
時間や回数の制限もなく、好きな時間に好きなだけ学べるフリータイム制です。自分のペースで、無理なく通うことができます。
おすすめポイント5:メーカー直営スクールから「経営」ノウハウも学べる
「ジュエリー制作・販売を副業にしたい」あるいは「いずれ本業にしたい」。
そんな願望が胸に浮かんできたら、ジュエリーブランドの運営ノウハウを学べる「アントレプレナーコース」を受けることもできます。
「Lavague(ラヴァーグ)」の運営元は、ジュエリーブランド「PUA ALLY(プアアリ)」を約20年運営している会社です。
ブランドを「今」経営しているからこそ伝えることができる技術や知識を学べるのが「Lavague(ラヴァーグ)」です。
まずは「天然石研磨一日体験」から
興味がわいてきた方はぜひ、「1日体験コース」を受講してみてください。
たった1日で、天然石を丸い山型に整える「カボションカット」の一部始終を体験できます!
参加費:¥5,500(材料費込)
開催日:基本的に毎日開催(毎週水曜・第一木曜・第三火曜定休)
予約方法:電話(03-5789-3554)