天然石ルースを持ち込みで加工するには?値段はいくら?
2024.10.17
天然石ルースを持ち込みで加工するには?
手元にある天然石ルースを、自分好みの指輪やネックレスなどのジュエリーに加工したい。でも、どこに持ち込みすればよいのかわからない……。
そんなあなたのために、天然石ルースの持ち込み先の選び方やおよその値段、安く加工する方法などをご紹介します!
天然石ルースとは
そもそも天然石ルースとは、裸石(はだかいし)といって、ジュエリーになっていない「石だけ」の状態を指します。
市場に出ているルースは、たくさん採れる鉱物の中から選ばれた良質なものだけが販売されているケースが多く、研磨済・カット済のものも少なくありません。
天然石ルースをジュエリーにする方法
天然石ルースをジュエリーにする方法として、第一の選択肢は、専門家に依頼する方法です。
この場合は、自分の要望にしっかりと応えてくれる依頼先を見つけることが大切です。
第二の選択肢として、自分自身で加工するという方法もあります。
専門の道具や特別な技術は必要ですが、スクールなどに通ってしっかりと学べば、まるで既製品のように美しいジュエリーを制作することも可能です。
ここからは、まずは専門家に依頼する場合のポイントから解説していきます。
天然石ルースの持ち込み先の選び方
天然石ルースを加工するにあたって大切なのは、あなたが「何を優先したいか」です。それ次第で、依頼するべき相手が変わってきます。
優先事項となりうるポイントは、主に以下3点です。
・デザイン
・値段
・納期
何よりもデザインを優先したい場合は、好みのデザインのジュエリーを制作しているジュエリーショップや宝石職人を探して依頼しましょう。
値段を安く押さえたいなら、お手頃価格のジュエリーショップや宝石職人に依頼する方法がおすすめです。
とにかく早めに仕上げてほしいというときは、「スピーディー仕上げ」を売りにしているところに持っていくことです。
「希望のお店で加工してもらいたいけれど、値段が高くなりそう」という場合は、地金の種類をリーズナブルなものにしたり、純度を下げたりするという方法もあります。
よく使用される地金としては「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」がありますが、同じブランド内であれば「シルバー」が一番手に取りやすい価格に設定されていることがほとんどです。
ただし、金属アレルギーをお持ちの方は、プラチナか、18K以上のゴールドを選ぶことをおすすめします。
またショップによっては金属アレルギーを起こしにくい素材(チタンやジルコニウムなど)を取り扱っているところもあります。ぜひ、チェックしてみてください。
天然石ルースの持ち込み加工は、いくらくらい?
天然石ルースの持ち込み加工には、いったいいくらくらいかかるのか、気になりますよね。
しかしながら、ネット上では、詳細な値段を明示していないところも少なくありません。
実際のところ、天然石ルースの持ち込み加工における価格は、依頼先、デザイン、地金の種類によって大きく変動するものです。
「2、3万円~」としているところもあれば、「10万円~」「20万円~」としているところなど、さまざまです。
手間はかかりますが、気になるショップ・職人さんが見つかったら、まずは一度問い合わせをしてみてください。最近は、オンラインで相談できるところも増えてきています。
天然石ルースを自分で加工するには?
最後に、天然石ルースを自分自身で加工するという方法についてご紹介します。
せっかく縁があってお迎えした天然石だからこそ、自分自身の手でジュエリーに仕上げてみたいと思いませんか?
ジュエリースクール「Lavague(ラヴァーグ)」の「天然石研磨コース」
もちろん専門の道具や技術は必要ですが、特別な才能に恵まれた人しかできない、という作業ではありません。
たとえばジュエリースクール「Lavague(ラヴァーグ)」には、初歩的なカットから、ブリリアントカットなどの複雑なカットまで、一通りの技法と石の特性知識が身につく「天然石研磨コース」が設置されています。
ここでカリキュラムにしたがって学べば、まったくの初心者でも、最終的には売り物のようなジュエリーが作れるようになります。
画像引用元:天然石研磨体験記事/ファセッターを使ったローズカットの作り方 | 彫金教室ラヴァーグジュエリースクール(最終閲覧日:2024/04/22)
画像引用元:原石から作る!覆輪リングの作り方|アンティークジュエリーコース×天然石研磨コース| 彫金教室ラヴァーグジュエリースクール(最終閲覧日:2024/04/22)
学べる天然石の種類、カットは以下のとおりです。
- ラウンドカボションカット(8mm):アマゾナイトの天然石を、使用・研磨していきます。学習は、モース硬度(石の硬さのランク)6程度の比較的柔らかい石からスタートします。
- オーバルダブルカボションカット(8mm):タイガーアイの天然石を使用して、ダブルカボションカットの技法を学びます。
- 外径どり(10mm):水晶の原石を使用して、原石からサイズ通りの円柱状になるよう、原石から削り出していくカリキュラムです。
- シングルカット:水晶を使用して、ファセットカットの基本となるシングルカットの技法を学びます。
- ローズカット:水晶を使って、ローズカット技法を学びます。
- エメラルドカット:ローズクオーツを使用して、エメラルドカット技法を学びます。
- ダイヤモンドカット(ノーマルカット): 水晶・ファセッターを使用して、複雑で面の多いカットに挑戦(※カット数は、ブリリアントの58面より7面少ないのが特徴です)。
画像引用元:原石から作る!覆輪リングの作り方|アンティークジュエリーコース×天然石研磨コース| 彫金教室ラヴァーグジュエリースクール(最終閲覧日:2024/04/22)
おすすめポイント1:講師が現役の職人
「Lavague(ラヴァーグ)」の講師は、普段はジュエリーブランドの職人として活躍している、一流の職人のみ。
初心者はもちろんのこと、高度な技術を学びたいという方のご要望にもしっかりと応えられる環境です。
おすすめポイント2:恵比寿駅徒歩2分というアクセスのよさ
JR恵比寿駅から徒歩2分という抜群の立地も嬉しいポイント。スクールの行き帰りには、ショッピングやすてきな飲食店巡りも楽しめます。
おすすめポイント3:有効期限内なら好きなだけ通学できる
好きな時間に好きなだけ学べるフリータイム制です。時間や回数の制限もありません。
おすすめポイント4:ブランド立ち上げのサポートコースもあり
学び進めるうちに「いつかは自分のブランドを立ち上げたい」と考えることもあるでしょう。
「Lavague(ラヴァーグ)」には、ジュエリーブランドの運営に必要なスキルを網羅的に学べる「アントレプレナーコース」も設置されています。
ちなみに「Lavague(ラヴァーグ)」の運営元は、ジュエリーブランド「PUA ALLY(プアアリ)」を約20年運営している会社です。その経験に基づく、ブランド運営ノウハウを体系的に学ぶことができます。
まずは「天然石研磨一日体験」から
興味がわいてきた方はぜひ、「1日体験コース」を受講してみてください。
手先が不器用な方も、天然石の知識はゼロという方も、まったく問題なし!
たった1日で、天然石を丸い山型に整える「カボションカット」の一部始終を体験できる、中身の濃いコースです。
参加費:¥5,500(材料費込)
開催日:基本的に毎日開催(毎週水曜・第一木曜・第三火曜定休)
予約方法:電話(03-5789-3554)