卒業式・卒園式のアクセサリー、失敗しない選び方って?OKラインとマナーを解説
2023.12.18
卒業式・卒園式のアクセサリーの選び方・マナー
子どもの卒業式・卒園式に、どんな服装・アクセサリーを身につけたらよいのか、母親にとっては悩ましいポイントですよね。
とくにネックレスやイヤリングなどのアクセサリーはフォーマルな場所にふさわしいものを選ぶ必要もあることから、迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、卒業式・卒園式のマナーを踏まえた上で、子ども達、他のママ達の前でも恥ずかしくない、またはおしゃれな正装で出席できるように、ふさわしいジュエリーの選び方を解説します。
これから子どもの卒業式、卒園式を控えている、またはフォーマルなシーンで活用するアクセサリーを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
卒業式・卒園式のアクセサリーに関する、マナーの基本
卒業式・卒園式といったフォーマルな場では、上品で柔らかい光を放つ「パールのアクセサリー」を選ぶのが一般的です。
また、フォーマルなシーンでは、ダイヤモンドなどの派手なアクセサリーは避けたほうが無難です。
とはいえ最近では、ダイヤモンドネックレス、ピアスを身につけているママも増えているようです。もしあなたもダイヤのアクセサリーを身につけるという場合は、0.1カラット~0.3カラットあたりの、小粒なダイヤがあしらわれたものを選ぶのがおすすめです。
地金は華やかなゴールドよりも、落ち着いたプラチナシルバー、ホワイトゴールドなどシルバーカラーのジュエリーを選ぶとよいでしょう。
卒業式・卒園式にはピアス、ネックレスのほかにも指輪、コサージュ、ヘアアクセサリーなどを身につけるママも少なくありません。いずれのアイテムを選ぶときも「控えめ」「上品」であることを念頭に置いて選びましょう。
卒業式・卒園式の主役は子どもたちであることを、忘れないようにしたいものです。
ここから先は、各アイテムごとに、卒業式・卒園式で身につける際のポイントをご紹介します。
卒業式・卒園式の「ネックレス」
卒業式・卒園式のネックレスは、「パールの一連ネックレス」がおすすめです。パールの色は、ホワイトパール、ベビーピンクカラーといったカラーパールなど、なるべく明るめの色を選びましょう。
近年では、クールなグレーパール、ブラックパールなども流行していますが、フォーマルな場所では「喪」を連想させてしまうのでNGです。
ダイヤモンドのジュエリーの場合は、控えめな一粒ダイヤのネックレスがおすすめです。
卒業式・卒園式の「指輪」
近年では、ポメラートのヌードリングなど大きめのカラーストーン、または大きなモチーフ物の指輪などが大変人気です。
しかし卒業式・卒園式といったフォーマルな場所では、色がはっきり入ったカラーストーンの指輪や、大きなデザインの指輪は目立ちすぎてしまうのでNGです。
もし指輪を身につけたい場合は、控えめなデザインのもの、上品なパールの指輪などがおすすめです。
地金も、華やかなゴールドではなく控えめなホワイトゴールド、プラチナなどシルバー系のカラーを選ぶのが得策です。
卒業式・卒園式の「コサージュ・ブローチ」
コサージュやブローチは、卒業式・卒園式の定番アイテムです。
卒業式・卒園式ではグレーカラーのスーツなどを着ることが多いので、コサージュはなるべく明るいカラーのものを選ぶとよいでしょう。薄いピンク、パステルイエロー、ホワイトといった色がおすすめです。
ブラック、グレーなどの暗い色のコサージュは、「喪」を連想させる恐れがあるので避けるのが無難でしょう。
ブローチは、地金シルバー×パールを使用したものなら控えめかつ上品に纏うことができるはず。
卒業式・卒園式向けアクセサリーにまつわるQ&A
ここからは、卒業式・卒園式のジュエリー選びに関する、よくある疑問&回答をまとめました。
Q:フォーマルな場所のパールネックレスで、2連はアリ?それともナシ?
ネックレスの場合、一般的には一連ネックレスの方が多いです。ただ、卒業式・卒園式はお祝いの席なので、2連や3連のネックレスでも問題ありません。
Q:卒業式・卒園式で一粒ダイヤモンドのネックレスをつけたいけど、大きさはどのくらいなら大丈夫?
卒業式・卒園式で一粒ダイヤモンドのネックレスを使用する場合は、なるべく「0.1カラット~0.3カラット」あたりの小粒サイズを選ぶのがおすすめです。
Q:「上品なパールの指輪」など、適した指輪を持っていない場合はどうしたらいい?
フォーマルな場に適した指輪が手元にない場合は、何も身につけなくても問題ありません。
Q:パールのジュエリーは、本真珠、淡水パール、イミテーションなど、どの真珠を選ぶのがおすすめ?
パールは質がよいものほど美しい輝きを放つので、本物の天然真珠を使用した「本真珠」や「淡水パール」がおすすめです。
ただ、本真珠、淡水パールは高額なものが多いのも事実。予算がない場合は、真珠に偽せて作られた「イミテーションパール」なら、比較的安価で手に入れることができるでしょう。
Q:コサージュに「茎」がある場合は、どの向きにつけるべき?
茎のあるデザインのコサージュの場合は、茎が下向きにつけるのがマナーとなります。
近年販売されているコサージュの多くは、茎を下向きにすることを想定して作られているケースが多いです。
Q::コサージュとアクセサリーは一緒に着けてもOK?
コサージュとアクセサリーは、一緒につけても問題ありません。ただ、コサージュやアクセサリーのデザインによっては、一緒につけると派手になりすぎてしまうことも。
そもそも卒業式・卒園式のコーデは控えめなくらいが丁度よいので、バランスを考慮した上で「一緒につけるべきか?」を、自分なりに考えてみるとよいでしょう。
卒業式・卒園式のおすすめアクセサリー
卒業式・卒園式を始め、何かと出番のあるフォーマルなジュエリーは、できれば良質なものを用意しておきたいところ。
本項目では、フォーマル用のジュエリーとして「一生使えるもの」を1つ持っておきたい方のために、フォーマル用ジュエリーを多く提供しているブランド、または高品質なジュエリーに出会えるブランドを紹介していきます。
ミキモト(パールネックレス)
画像引用元:春のフォーマルジュエリー | MIKIMOTO – ミキモト(最終閲覧日:2023/02/23)
パールジュエリーといえば「ミキモト」をイメージする方も多いのでは。世界で初めて真珠の養殖に成功したのも、ミキモトの創業者・御木本幸吉だそう。
ミキモトには、フォーマルな装いにふさわしいパールジュエリーが豊富に揃っています。
ミキモトで扱うパール=ミキモトパールは、どれも非常に高品質なのは大前提ですが、その中でも3つのランク分けを行っています。
・ミキモトクオリティ:手に取りやすい、リーズナブルな価格帯のアイテムが多い
・ミキモトプレミアム:婚約記念、フォーマル用などのお祝いごとに適したアイテムが豊富
・ザ・ベストオブベスト:希少性の高いパールを使用
予算が許せば、お祝いごと向けの「ミキモトプレミアム」以上を選ぶとよいでしょう。
TASAKI(パールネックレス)
画像引用元:バランス ネオ イヤリング E-4315-18KYG|イヤリング/balance neo|TASAKI(タサキ)公式サイト(最終閲覧日:2023/02/23)
「TASAKI(タサキ)」は、日本発のラグジュアリージュエラーとの呼び名も高い、パールジュエリーのブランドです。先に紹介したミキモトと並ぶ、パールジュエリーブランドといえるでしょう。
とくに人気があるのが、パールが3連、5連に連なったデザインの「バランス」シリーズ。バランスシリーズは、雑誌『VERY』などでも、フォーマル用のジュエリーとして頻繁に紹介されています。
質のよさだけではなく、デザイン性の高いパールジュエリーを身につけたいと考えているママにおすすめのジュエリーです。
PUA ALLY(プアアリ)
画像引用元:Sail (帆) ペンダントトップ|ハンドメイドのハワイアンジュエリー Pua ally(最終閲覧日:2023/02/23)
「PUA ALLY(プアアリ)」は、日本最大級のハワイアンジュエリーブランドです。ジュエリーは本店に併設された工房にて、職人が1つ1つ、丁寧に仕上げています。
ハワイアンジュエリーには、ハワイの聖なる自然を表現した「モチーフ(模様)」が繊細に彫り込まれており、そこには感謝や祈りといったあたたかな意味が込められています。
たとえば写真の「Sail (セイル)」ペンダントは、船が進むための原動力となる「帆」をモチーフにしたネックレスです。
人生という大きな海で航路を切り拓けるようにと願いを込めたペンダントは、まさに卒業式・卒園式で身につけるにふさわしいアクセサリーといえるのではないでしょうか。
Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)
画像引用元:ヴィンテージ アルハンブラ ペンダント 18K ホワイトゴールド, マザー オブ パール – Van Cleef & Arpels(最終閲覧日:2023/02/23)
「Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)」は、四つ葉のクローバーに着想を得た「アルハンブラコレクション」が人気のハイブランドジュエリーです。
卒園式・卒業式では、マザーオブパール×ホワイトゴールドなら控えめかつ上品なのでおすすめです。
アルハンブラのジュエリーは、数多くのファッション雑誌でも多く取り上げられており、その中でもマザーオブパールはフォーマルシーンで使用できるとあって、若いママたちにも非常に人気があります。
一般的なパールジュエリーでは物足りない、おしゃれなママにぴったりのジュエリーブランドです。
MAAYA(マアヤ)
画像引用元:Annabel チョーカー | MAAYA(最終閲覧日:2023/02/23)
「MAAYA(マアヤ)」は、ジュエリーデザイナー・クリエイティブディレクターである奥田麻弥子氏が手掛けたパールジュエリーのブランドです。
上質なパールを使いながらも削ぎ落とされたシンプルかつ斬新なデザインが特徴です。
同ブランドはファッション雑誌、SNSでも評判を呼び、若い女性から支持を集めています。
とくに人気があるのが、上記写真の「Annabel チョーカー」。パールをチョーカーにしたもので、斬新なデザインがオシャレな女性に人気のようです。
一風変わったデザインが多いので、他の人と同じデザインは嫌、ちょっとひねりのあるデザインのパールジュエリーを身につけたいという方にもおすすめです。
※現在オンラインショップのみで、店舗はありません。
卒業式・卒園式はマナーをふまえたおしゃれが素敵
卒業式・卒園式といったフォーマルなシーンでは、控えめかつ上品なデザインのジュエリーなど、マナーを踏まえた上でおしゃれを楽しむことが大切です。
華やかなジュエリーは魅力がありますが、フォーマルなシーンでは控えめなジュエリーを身に着けるママたちが多いので、浮いてしまう恐れがあります。
フォーマルなシーンでは、シルバー、パール、一粒ダイヤなどの控えめで上品なジュエリーを選ぶようにしましょう。
さらに卒業式・卒園式では、上品なヘアアクセサリー、コサージュを身につけるのもおすすめ。とくにコサージュは、胸に飾ることで「お祝い」を意味するアイテムなので、ぜひ身につけたいところです。
フォーマルジュエリーは「一生を通じて使用する」可能性が高いので、質の良いものを1つ用意しておいて損はないでしょう。
もしそういったジュエリーをお持ちでない場合は、これを機に、「良質で長く使えるジュエリー」の購入を検討してみてもよいかもしれません。