女性の指輪のサイズで「太い」のは何号から?指を細くする方法はある?
2024.8.31
女性の指輪のサイズで「太い」とされるのは何号から?平均はどのくらい?
結婚指輪やペアリングを購入する際など、「自分の指は、女性にしては太いのかも……」と気になってしまう女性もいらっしゃるようです。
本記事では、女性の指輪サイズの平均や、指を細くする方法、太めの指をほっそり見せる方法などをご紹介します。
指輪の号数にとらわれず、手元のおしゃれを楽しむヒントになりますように。
女性の指輪サイズの平均はどのくらい?
そもそも、一般的に日本のジュエリーショップで販売されている指輪のサイズは、JCS規格によって定められたものがほとんどです。
日本での指輪のサイズは「号」と表されており、1号サイズの指輪は内周40.8㎜。また指輪の内周が1mm増えるごとに、1号ずつサイズが大きくなっていきます。
「自分の指が太い」とお悩みの女性は自分基準で太いと思っているだけで、実際は日本人女性の一般的な指輪のサイズなのかもしれませんよ。
そこでここでは、日本人女性の指輪のサイズの平均とともに、一般的に太いとされる女性の指輪の号数についてご紹介しましょう。
人差し指
女性の人差し指の平均的な指輪のサイズは、11~14号(指輪の内周51.3~54.5㎜)が一般的とされています。指の中ではよく使うことが多い人差し指ですが、指輪のサイズは意外にも太いという女性がほとんどです。
中指
女性の中指の平均的な指輪のサイズは、12~15号(指輪の内周52.4~55.5㎜)が一般的です。手の指の中間にあたりファッションリングをつけることも多い中指は、人差し指の平均的な指輪のサイズよりも1号ほど太いことが分かります。
薬指
パートナーとのペアリングや結婚指輪をつける指としても有名な薬指。女性の薬指の平均的な指輪のサイズは、8~11号(指輪の内周48.2~51.3㎜)が一般的とされています。
小指
ジュエリー業界では「ピンキーリング」と呼ばれているのが、小指につける指輪です。そんな女性の小指の平均的な指輪のサイズは、3~5号(指輪の内周42.9~45.0㎜)が一般的とされています。
パッと見でも分かる通り、指の中では最も指輪の平均的なサイズが細い指です。
女性の指輪のサイズで「太い」のは何号から?
先ほど紹介した女性の平均的な指輪サイズよりも大きい号数の場合は、平均と比較すると太いということになります。
とはいえ、平均値は絶対的な指標ではありません。身長や体重、手の大きさなども考慮されていないので、あくまで1つの目安として捉えるべきです。
号数だけを参考に「私の指は◯号だから太いんだ……」と考えてしまうのはやめましょう。
また、季節による気温や気圧の変化、生理などの体調の変化次第でも、指の太さは変わります。
自分は指がぽっちゃりしていると思う女性の中でも「別の日に計測したら号数が変わっていた」「幅広の指輪の締め付けが原因で大きめの号数の指輪を選んでいた」などということもよくあります。
ただし、日本のジュエリーショップでは指輪の在庫スペースの確保や売れ残りを防ぐ手段として、女性の一般的な指輪の号数を参考にサイズ展開をしているところが大半です。
ファッションリングでは13号、結婚指輪や婚約指輪では20号までを揃えているところが多いので、自分の指のサイズの指輪がショップで販売されていない場合は、オーダーメイドの指輪を検討してみましょう。
指を細くする方法はある?
自分の指のサイズが太いとお悩みの女性の中には「指のサイズは生まれつきだから変えられない」と思っているかもしれません。
しかし、指が太くなる原因によっては、これ以上太くならないようにしたり、細くしたりすることも可能です。
ここでは、すぐに実践できる方法をご紹介します。
指の関節を鳴らすクセをやめる
女性の中には、ついクセで指の関節をポキポキと鳴らしてしまう方もいるのではないでしょうか?
指の関節を鳴らす行為は「キャビテーション」と呼ばれ、関節の中にある液体の圧力差によって気泡が破裂して音が鳴る現象です。
しかし、指を関節を意図的に鳴らすキャビテーションをすることで、指の関節が炎症してしまい修復のために関節が太くなると言われています。
指の関節を鳴らすクセがあるという女性は、これ以上関節を太くしないためにクセをなおす努力をおこなうことが重要です。
指のむくみを取るマッサージをおこなう
ジュエリーショップで指輪のサイズをはかってもらうとき、スタッフさんから「時間帯で指の太さが異なる」と言われることがあります。指の太さが時間帯で変わるのは、指のむくみによるものです。
指は心臓から遠い場所にあるため、他の部位よりも血液の循環が悪くなりがちです。血の巡りが悪くなると体内の老廃物がたまってしまい、指がむくんでしまうことがあります。
むくみによる指の太さを解消するには、指のむくみを取るマッサージがおすすめです。
まずはハンドクリームを手指全体に塗り広げ、片方の人差し指と中指でマッサージする指を挟みこんで指をギュッと握るようにします。
指の根元から指先まで動かしながらマッサージをし、指1本あたり指の正面と側面それぞれにマッサージをおこないましょう。
セルフマッサージや指用のマッサージグッズを併用し、できるだけ頻繁にむくみ取りマッサージをおこなうことでむくみが取れて、指が細くなりますよ。
むくみ取りに栄養素を摂取する
指が太くなる原因である指のむくみは、むくみに良いとされる栄養素を摂取することでも効果が期待できます。
むくみ取りにおすすめな栄養素は「カリウム」と「サポニン」の2種類。
バナナやかぼちゃに含まれるカリウムは、体内の余分な塩分を体外に排出するはたらきをおこなう栄養素です。また、体内の水分量を調節してくれるため、むくみを解消したい方は積極的に摂取しましょう。
きゅうりやスイカなどに含まれるサポニンには利尿作用があるため、体内の余分な水分を体外に排出してむくみを取るはたらきが期待できます。普段から水分をよく摂取するという方は、サポニンを含む食料を摂取するのがおすすめです。
運動する習慣をつける
指が太くなる原因のひとつとなるむくみは、慢性的な運動不足によっても引き起こされます。また、慢性的な運動不足によって脂肪燃焼量が少なくなってしまうと、体重が増えて指にも余分な脂肪が付いて指が太くなることも……。
1日中デスクワークで体を動かす習慣がないという女性や、最近食べ過ぎて太ってしまったという女性は、少しでも運動する習慣を身につけることで指だけでなく体全体の脂肪を燃焼させましょう。
できるだけ体を冷やさないようにする
指が太くなる原因のむくみは、体の冷えから引き起こされることもあります。特に女性は冷え性気味の方が多く、季節関係なく体が冷えて血の巡りが悪くなりがちです。
冷えによる血液循環の低下はむくみの原因になるので、指の太さが気になる女性は手袋をしたり温かい飲み物を飲んだりと、体や手指を冷やさない努力をしましょう。
冬だけでなく夏場でもクーラーの効きすぎや冷たい飲み物の飲み過ぎによって体が冷えやすくなるため、脱ぎ着しやすい上着を持ち運んだりできるだけ常温の飲み物を飲んだりして冷えを防いでくださいね。
指をほっそり見せる方法とは
ここからは、指の短さや関節の太さに関係なく、指をスッキリ見せるテクニックをいくつかご紹介します。
ネイルの形をスクエアオフにする
指先にあり多くの人の目に入りやすいネイルは、形状を変えることで指を細く見せることができます。
爪の先を丸く整えたラウンド型ではなく、爪先を四角形に整えたスクエア型の方が縦のラインが強調されて指が細く見える効果があると言われてます。
セルフネイルでは爪の形を整えるのが難しいという女性は、ネイルサロンで爪の形を一度整えてもらいましょう。
肌なじみのよいネイルカラーを使う
指を細く見せるためには、爪と指の境目をハッキリさせないことが重要です。ネイルカラーを肌なじみのよい色に変えるだけで、指と爪が一体化したように錯覚させて指全体が細くなったように見える効果があります。
肌なじみのよいネイルカラーにするなら、ベージュや薄いピンクがおすすめ。見た目も派手すぎないため、職場など日常使いにも最適です。
自分の手の形にあう指輪を選ぶ
指輪のデザインや幅は多数ありますが、手の形との相性によって指を太く見せてしまうデザインの指輪もあります。
存在感が強い幅の広い指輪は、指の太さをカモフラージュする一方で指を短く見せてしまうデメリットも。
対してVラインの指輪は指を細く長く見せる視覚効果のあるデザインのため、指の太さが気になる女性におすすめです。
指輪のサイズにとらわれず、手元のおしゃれを楽しんで
指輪のサイズが一般的なサイズより太いとお悩みの女性は多いものの、実際に指が太く見えるかどうかは号数だけでは判断できません。
平均的な女性の指輪のサイズはあくまでも一例であるため、指輪のサイズだけにとらわれて自分の指が太いと思い込んでしまうのはNGです。
また、むくみや脂肪が原因で指が太く見える女性は、マッサージや生活習慣を変える努力をおこなうことで指が細くなることもあります。
また自分に合うネイルや指輪のデザインなどを吟味すれば、指の太さにとらわれず指輪をつける楽しさを見つけられることでしょう。