結婚指輪とファッションリングの違いとは?代用しても大丈夫?
2022.7.25
目次
結婚指輪とファッションリングの違いとは?
結婚指輪とファッションリングについて、実際のところ何がどう違うのか、ご存じない方も多いのでは。
最近は、ファッション性に富んだマリッジリングが多いので、違いがよくわからないのも無理はありません。
そして違いがよくわからないからこそ、ファッションリングを結婚指輪の代わりにつけてもいいのかな?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、結婚指輪とファッションリングの違いを簡潔にご紹介します。
耐久性
結婚指輪は日常的な使用に耐えうる耐久性がありますが、ファッションリングは結婚指輪ほどの耐久性は期待できません。
結婚指輪は基本的に、プラチナやゴールドといった、変色や変形が起こりにくい金属素材が使用されます。
一方ファッションリングは、見た目の華やかさやデザイン、価格の手頃さを重視して作られているため、シルバーや純度の低いゴールドといった、耐久性が高いとはいえない金属素材が使われることも少なくありません。その場合、毎日のようにつけていたら、変色、変形する可能性は高いです。
※プラチナとゴールド、どちらを選ぶべきか迷っている方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
※金の純度について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
機能性
結婚指輪は基本的に常日頃つけるという前提のもと、つくられています。そのため、毎日身につけていても邪魔にならないように、細かな工夫がされていることがほとんどです。
たとえば、ダイヤモンドや宝石などがついていたとしても、服や髪の毛に引っかかったり、家具などを傷つけたりしないよう、よい塩梅に設計されているはずです。
またプラチナやゴールドは、金属アレルギーが起きにくい素材なので、その点でも日常使いに向いています。
※金属アレルギーが起きにくい素材について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
デザイン
結婚指輪は、お食事会や学校の行事、冠婚葬祭など、さまざまなシーンでつけることを想定してつくられています。だからこそ、シンプルで洗練されたデザインが多い傾向にあります。
最近は、ダイヤモンドや宝石を使用している結婚指輪も増えましたが、華美になりすぎない、上品なデザインを意識して作られたものが多く、ファッションリングとは一線を画します。
一方ファッションリングは、365日24時間つけることは想定されていません。個性的なデザインのものや、繊細な素材でできたものなど、多種多様なデザインがありえます。
ファッションリングを結婚指輪の代わりにするのはアリ?
ファションリングを結婚指輪の代わりにするのはアリか、ナシか?
私たちは「2人がそれでよいと思うならOK」だと考えます。なぜなら、結婚指輪は2人で決めるものだからです。結婚指輪について方向性が一致するのであれば、本格的なものであってもファッションリングであっても立派な結婚指輪になるでしょう。
近年、結婚指輪の自由度は高くなり、ひと昔前のような「結婚指輪とはこういうものだ!」という概念がなくなりつつあります。もちろんきちんとした王道の結婚指輪を身につけたいという人も少なからずいますが、カジュアルに捉えているカップルも増えています。
とはいえ、一般的にファッションリングは、耐久性に課題があったり、刻印が入れられなかったりといった問題があります。本当にその指輪を「永遠の愛の証」として選んでもよいのかは、じっくり検討するべきです。
結婚指輪とファッションリングの重ねづけを楽しむのもおすすめ
「左手に婚約指輪か結婚指輪をつけたら、それ以外の指輪をつけてはいけない」、そう思い込んでいませんか? ぜひ、ファッションリングとの重ねづけも楽しんでみてください。
結婚指輪の上に、華奢な指輪を重ねて華やかな印象にするもよし。人差し指や小指に、結婚指輪と似た色味のファッションリングをつけて、統一感のあるおしゃれを楽しむもよし。大きな宝石がついたファッションリングとあわせるのも素敵です。
結婚指輪とファッションリングの違い・まとめ
結婚指輪とファッションリングには、耐久性や機能性、デザイン、価格など、いくつか明確な違いがあることがご理解いただけたかと思います。
とはいえ、ファッションリングを結婚指輪にしてはいけない、という決まりはありません。夫婦二人で納得のうえなら、ファッションリングを結婚指輪として購入するという方法もありえるでしょう。
夫婦でよく話し合い、これだと思う結婚指輪をお迎えしてくださいね。